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思い出がいっぱい。 [雑談]

 本当に今年の夏はいろいろありました・・・

 まずは地元で所属するオペラ団体の結成20周年オペラが無事終了しました。

 出演はしなかったものの、結成2年目からのいわゆる古株の私はブログ管理人としてこのソネットにサブブログを開設してチョコチョコ書き込んでいました~。

 公演は立ち上がったときから大きなプロジェクトだからメンバーのチカラを結集しての2演目。

 何とか終えられて嬉しいです。「オペラをつくろう!」と題したブログにも是非お越し下さい。

 

 ~メールがブルブル~と鳴りました。1年半前に亡くなられた師匠のご長男からのメール。

 師匠の愛用の品や楽譜を形見分けしたり整理したいとの事・・・

 こんなに早くいいんですか?という言葉を呑み込み、御宅へ通うことになったんです。

 

 私は中学生の頃から「向田邦子」という放送作家&作家に惹かれておりました。

 テレビ・ラジオの作品の面白さとエッセイのキレのよさ~

 しかし彼女は不慮の事故・・・飛行機の墜落というショッキングな事故で空に散りました。

 彼女の伝説話、料理本、すべて学生の折にむさぼるように読み、東京赤坂にあった、妹さんである和子さんの経営する居酒屋「ままや」へまで食べに行ったこともあります。ままや~向田さんの理想のお店だったんですもの~。

 久しぶりに向田和子さんの本を読みたいと思ったのです・・・006.jpg

 アマゾンの解説から~脚本家への道を歩みはじめ、徹夜続きで仕事に打ち込む姉・邦子を慈しみ支えた一人の男性がいた。一途で切ない、秘密の恋だった―。邦子が急逝して二十年、妹・和子は遺品の中から、亡き二人が四十年近く前に送りあった手紙をみつける。遺された文面から今なお香り立つ想いが、遠い日をよみがえらせ、妹は姉にそっと語りかけ始める…。幾つもの想いが響き合う、姉と妹の「最後の本」。

 向田和子さん姉妹は遺品の中から封をされた茶封筒をみつけて~

 

 

 師匠の遺品の中には思い出がいっぱいで手に取るだけで涙があふれてくる品がありました。 

 衣類はお洗濯してるのに師匠の暖かいにおいが感じられて~

 一緒に整理にあたってくれた親友ピアニストふうちゃんと泣きながらの作業でした。

 

 向田和子さんは姉と恋人の書簡を・・その茶封筒がたぶん「それ」であることを解かっていて~でもなかなか開けようとしなかった~たぶん出来なかったんでしょうね。お母様にしても遺品を長くマンションの一室に置いておかれたとあります。

 

 師匠のご子息方たちも同じ思いがあったに違いない~

 でもアトリエの楽譜や資料、CDやレコードは歌い手たちの手元にあれば役に立つだろうとご子息たちのお心使いがあっての形見分けでした。先生ゆかりの方々の中の何名かの方が先生の遺品をお手元に持っていてくださることとなりました。

 私もふうちゃんも楽譜見ても泣け、マグカップ見ても泣けてしまってダメでした。

 

 楽譜の書きこみ、ブレスのVマーク、大入り袋にピアノを磨く黄色いフエルトの布・・・

 

 先生の着ていたお気に入りのセーター、奥様の帽子。

 暑い夏、御宅の片付け作業は私の中でようやく先生がお星様になったことの心の整理がつきました。

 

 向田和子さんもそうなのでしょうか。。

 

 私にとって今年の夏は本当に重かったです。

 先生、また頑張って勉強し続けますから空から見守っていてくださいね。私の先生はいつも私の音楽の中に生きていてくださる気がしています。

 



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コメント 8

エリカ

こちらにはひさびさのコメント書きます(^-^)

私には師匠とゆう方はいませんが遺品整理のときのまなさんの気持ちすごくわかります。
友達が亡くなったとき私は友達の洋服を何着かもらいました。
オシャレな子だったのでかわいい高そうな服ばかりでしたが。
今でもたまに直筆の手紙を読むと悲しいです。
生きていれば30才。
そんなになるんだーと考えるこの頃です。
by エリカ (2008-09-09 22:35) 

かあか

エリカちゃま>ご訪問ありがとうございます。お友達の手紙には深い思いがこめられているのでしょうね。私も先生の直筆の書きこみが自分の楽譜にあるのです。ときどきそおっとなでています。
亡くなった人の歳を数える・・・わかります。
この遺品整理の日々で心も整理されて良かったな~と思えています。
by かあか (2008-09-09 22:43) 

サンラブ

ご無沙汰しています。
師匠は、偉大な存在ですね。
音楽家が使用した楽譜は、財産だと思います。
素敵な遺品を手にされてかあかさんにとってプラスになりますよ。
頑張って下さい。

by サンラブ (2008-09-10 08:45) 

miopapa

本当に向田邦子さんの死はショックでしたよね・・・
 私も、大好きな作家の一人で色んな作品を読みました!
  
by miopapa (2008-09-10 12:08) 

かあか

サンラブさん>こちらこそご無沙汰ばっかりしています~。
師匠の楽譜や資料はそれぞれのお弟子さんや可愛がっていた方のお手元にあり、それがまた活用されることが喜ばれるコトと思っています。私自身は先生のレッスンを長く受けていたのでモノより音楽の遺産を受け継いでいると信じています。
by かあか (2008-09-10 15:41) 

かあか

miopapaさん>その時のショックは大きかったです。
「父の詫び状」なんて大好きでした・・・
by かあか (2008-09-10 15:43) 

nyankome

>楽譜や資料、CDやレコードは歌い手たちの手元にあれば役に立つだろう
そうですよね。死蔵していても楽譜やCD、ひいては元の持ち主が悲しむだけですものね。第2の人生を歩むことになって幸せですね。
私の死後、楽器や楽譜、CDはどうなるのか心配です。

向田邦子さんの『父の詫び状』、教材に使ったことがあるので懐かしいです。
by nyankome (2008-09-10 21:46) 

かあか

nyankomeさん>先生の愛蔵していた楽譜、資料には「次世代の歌い手」へのメッセージみたいなものが感じられるのです。ご子息方のお気持ちもあり、皆、喜んでお手元へと。
向田さんの作品は本当に素敵ですね~、何度も何度も読み返してしまいます。
by かあか (2008-09-12 10:50) 

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